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2007年6月

カフェにて

いつも演奏させていただくカフェがあります。カフェと言っても

お茶を飲めるだけでなく 編み物などの教室やちょっとした

会合など街の交流の場となっているタウンカフェです。広さも

20人入る程度、 木の椅子とテーブルが落ち着いた雰囲気

で ライアーを弾くのにちょうどいい場所なのです。演奏会も

何度かやらせて頂きましたが 練習にも使わせて頂いてます

。いろいろな人が出入りしていて ざわざわしていますが 

自分だけで弾いているより 人のいる所で弾く事が 刺激

になるのです。(多分ライアーは音が小さいのでやらせて

いただけるのだと思います)

この頃弾いているとよく声を掛けられるようになりました。

「それは何という楽器なのですか?」     

中には初めて見たとおっしゃっているのに「その楽器をやり

たい。どうすればいいのか?」という方もいて こちらがびっく

りしてしまいます。先日は 以前別の場所で私達の演奏を

聴いたという方が話し掛けて来ました。前に 三味線をかなり

やっていらっしゃって 他にもビオラ ピアノもされていたそうで

す。「音楽が好きなので いつも音楽が側にあって欲しいと思っ

いるのに今は何もやっていない」とおっしゃって ライアーに

とても興味を持たれていました。「弾いてみますか?」とお貸し

したところ 初めてとは思えないいい音。ぜひ 始めて欲しいな

と思いました。外で弾くとこんな出会いもあって 楽しいです。

こうして少しづつでもライアーの音を知っていただきたいなと

願っているのです。 

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らでぃっしゅぼーや

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                大きなグレープフルーツ       すももです

友達の紹介で有機野菜の宅配の「らでぃっしゅぼーや」を始めまし

た。今まで生協等いろいろとやった事もありましたが 昨年 引越し

た時に やっていた生協も止め 近くにスーパーがあるので 「気

楽でいいわ~」と毎日買物していました。が 安易にお惣菜を買っ

てしまう事も多くなって 何だかいつも同じものを食べてるような・・

と思っていたところだったのです。最初は無料お試しのお野菜

が目的みたいな感じで あまりやる気はなかったのですが(ごめん

なさい)お野菜は確かにおいしかったし 冷蔵庫が一杯だと思うと

「何か作らなくっちゃ」と思えるので 少し頑張ってみることにしまし

た。(まあ 頑張るというか普通の事なのですが)

最初は何が入っているかわからない野菜がダンボールいっぱい

来て「やっぱり無理かも!」と思いましたが 結構何が来るか楽しみ

になって来ました。それに普段買わない果物が意外とおいしかった

り。ジューシーフルーツって初めて食べましたがさっぱりして おい

しかったです。(でも その後スーパーで買ったのは酸っぱかった

です・・・)

それと 配達員さんが親切なんです。どうもこういうのの システム

を覚えるのが苦手で 配達員さんの雰囲気によってはめげてしまい

そうなのですが 担当の方は 面倒見がいい方みたいで一安心! 

先日も注文書を渡そうとしたら 「あ これ 先週提出のやつでした

ね」って さりげなく教えて下さいましたが もう3回くらい同じこと 

やっしまいましたね。入ってまだ1ヶ月ちょっとなのに。目の奥が

ちょっと必死だったような・・・。大変な人の担当になってしまって

ごめんなさい!

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クリスマスコンサート決定!

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↑ 何の模様でしょう?答えは最後に・・・ 

今月は12月のコンサートのためのホールを取る抽選の月でした。

12月の土日祝日は すべて高倍率。第4希望まで出して  結果を

待つことに。

結果は・・・・・25日クリスマスの日が 当選 !!

ただしこれは第4希望です。何故かというとこの日は3連休の後

の平日なのです。うーん ちょっと悩みます。聴きに来ていただく

事を考え第1~3希望までは土日祝日にして 25日はおまけの

つもりでした。  でも皆で話し合った結果 クリスマス当日に素敵な

場所でライアーを弾けるだけで十分ではないかという事になり 

この日 クリスマスコンサート をやる事になりました!

今回の事でもそうですが この頃 運命を受け入れられるように

なって来たようです。(おおげさですね!)もっと 若い頃は少しで

も理想と外れると「NO!」でしたが この頃は「そういう流れなら

それで行ってみよう」と思えるようになりました。「ま いい」って。

この「ま いいか」って若い時はいい加減を表す言葉だと思って

いました。でも今はむしろ もうちょっと広まっても?いい言葉なの

ではと思うのです。自分にとって「!!!」や「???」な事に

出会ってしまった時 キーッてなる前に(なった後でも)「ま いっ

か」って思えたら みんなが楽になるのでは と思います。今の

世界にも必要な言葉かもしれませんね。

話はそれましたが とにかく今年の12月25日に クリスマス

ライアーコンサート を行います。こちらでもまた お知らせしま

すが 生のライアーの音を聞きたい方はぜひ いらして下さい

ね。クリスマスの日に素敵な場所を与えて下さった神様に感謝!

です。

                              答え  傘

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空の中にある幸せ

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昨日とおととい 空がとてもきれいでした。この季節は普通もっと

白っぽいのですが 真っ青で不思議なほどです。そのおかげで

この時期には珍しく富士山が見えました。富士山が見えると な

ぜか嬉しくなります。そして昨日の日没時の空。電車から見ていた

のですが シルエットとなった富士山の上に羽のように大きく広が

った雲がかかって その真ん中辺りからも1本の雲が立ち昇る

ように天に伸びていました。日没時なのでもちろん 一面桃色です。

しばらくぼーっと見とれてしまいました。

空を見る事が好きなので たまに虹や彩雲も見ます。見ると何だか

わからないけど幸せな気分になれます。たまに空を見てみるのも

いいですよ。お勧めします。

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オカロラン

オカロラン(1670-1738)はアイルランド最後の吟遊詩人といわれた

ハープ奏者&作曲家です。彼は若くして失明した後に ハープを

持って旅に出ます。そして 行く先々の土地でそこの地主さんたちに 

曲を作り 捧げていったのです。 哀愁漂う美しいメロディーは 今

なおアイルランドの人たちに愛され続けています。 私もオカロラン

の曲は大好きです。今日は よく弾くオカロランの曲をあげてみたい

と思います。

[アンサンブル編]

*   Planxty Irwin(アーゥィン氏に捧ぐ)

*   Carolan’s Quarrel with the Landlady (大家さんとの

    けんかという面白い題です。とてもそんな感じはしない優雅な

    曲ですが・・・)

*  Carolan’s Draught

この3曲は似た感じの爽やかな曲です。アレンジも華やかなので

コンサートではよく弾きます。

[ソロ編」

*  Eleanor Plunkett(ご主人を亡くしたエレノアさんという女性

   のために作られたと聞きました)

*  Sheebeg and Sheemore(小さな妖精の丘 大きな妖精の

   丘。オカロランの処女作です)

*  Squire Wood's Lamentation on the Refusal of his Halfpence

       (訳し方が難しいのですが・・・いい曲なのです!)

アンサンブルは華やかな曲を弾く事が多いですが ソロで弾く曲は

しっとりした曲が多いですね。今思えば Eleanor Plunkettで

ライアーにはまったのかもしれません。初めて聴いたとき なぜか

日本的な感じがしました。

200曲はあるといわれているオカロランの曲をもっと知りたいなー

と思っていたら なんと全集を借りられる事になったのです!

ありがとうございます!楽しみです~。

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ライアー誕生

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ライアーが誕生した時の面白いお話があったのでご紹介しますね。

ライアーはシュタイナー教育でよく使われますが 実際に創ったのは

プラハトさんという音楽家とゲルトナーさんという彫刻家なのです。

プラハトは1922年にスイスのゲーテアヌム(人智学協会の建築物)

移り住み シュタイナーの下で人智学を学んでいました。ところが

1922年その年にそのゲーテアヌムは火災に遭います。プラハトは

火災の後も焼け残った物を守る活動をしながら勉強を続けました。

その中で 音楽家だった彼は現在の音楽が外へ外へと向いている

感じます。そして これからは人間の内面へ向かっていくような音楽

が必要なのではないかと考えるのです。彫刻家のゲルトナーとともに

未来へ向けた楽器として「ライアー」の構想ができあがっていきました

1926年 2人はライアーを作るために乾いた「にれの木」を探していま

した。そして以前 火災に遭った時焼け残った柱として保存してあった

木の中にそれはあったのです。

1926年10月5日 ゲルトナーは一晩熱中して仕事をしました。そし

て翌6日 ライアーは出来上がったのです!

この日 ゲルトナーに何があったのでしょう。天使が降りて来て

「今がその時です。さあ!」・・・・・・と言ったかどうかはわかりませ

んが このようにしてライアーは未来を託した楽器として誕生した

のです。

シュタイナーは「偶然はない。すべては必然である」と言ったそうで

すが ゲーテアヌムが火事に遭った事も ライアーが誕生した事も

必然だったのでしょうね。

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真夜中のライアー

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ライアーを1番弾きたくなるのは夜です。1度始めるとやめられなく

なって 真夜中になってしまいます。でも 世の中が寝静まったころ

1人で音を奏でる というのがまたいいのです。この楽器は音が

小さいのでそれが可能なのですね。  

前までは真夜中に BACH というのがマイ ブームでしたが 

今はケルトのひっそりした曲にはまってます。アイルランドの曲は

「埴生の宿」「庭の千草」などが 日本でも有名ですが 古い民謡

や盲目の吟遊詩人といわれたオカロランの曲に心を揺さぶられる

曲がいっぱいあるのです。このブログで曲を流すとしたら こういう

ひっそりした曲がいいなと思っています。  

あまり夜遅くなると 翌日ふらふらになるので しかたなく寝ます

が いつか1晩 弾き明かしたい!です。 

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練習

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昨日 声楽をやっている友人と合わせてみました。ライアー用の楽譜

というのはまだあまりないので やりたい曲があったら自分でアレンジ

しなくてはならないこがあります。昨日は「七つの子」「赤とんぼ」「花

かげ」などを 伴奏用にアレンジして合わせてみましたが  

「まあまあじゃない?」  という事に。 

次は何曲か 洋もの のアレンジをしてみたいと思います。

うまく出来るかな?

そして今日は アンサンブルの仲間との練習日です。Gierschさんや

Reubkeさんの曲を弾いてみました。とても宇宙的な響き。数種類の

色が混じり合っているような感覚の曲です。「Skalenubung」という曲

を弾いていると瞑想状態に入っていくような感じでした。  

とても楽しかったのに 朝からの体調不良が悪化して1人先に帰りました。  

残念!  みなさん ごめんなさい。      

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