心温まるコンサート
先週 鎌倉のお年寄りの施設で演奏してきました。
演奏場所は・・・廊下の脇に設けられたスペースで
サロンのような素敵な場所です。
だけど オープンなので聞こえるかな?
「前の方にどうぞ」と言っても皆さん遠慮されてます。
弾き始めてからも「聞こえてるかな?」と
しばらく気になっていました。
埴生の宿を弾き始めたら 微かに声が聞こえます。
どなたかがハミングされてるみたい。その後 たき火
月の砂漠 どこかで春が と弾くうちに だんだん声が
大きくなってきました。歌い始める方が増えて来た
みたいです。
「よかった、聞こえていたんだ」
しかもお顔を見ると頷いたり とても真剣に聴いて
下さっていたようです。
何だかとても あたたかーい気持ちになりました
弾いている私たちと聴いている皆さんがライアーの音を
通してつながったような・・・・
終了後 「触ってみませんか?」と楽器を持って
回りました。
1人の方が「何本(弦が)あるんですか?」と言って
「1本、2本、3本・・・」と数え始めたので
「35本あります」というと 急に泣いてしまわれました。
こういうことがあると この楽器は本当に力を
持った楽器なんだな、と感じます。見えない力です。
私たちも 皆さんの温かい気持ちをいただけて
幸せな気持ちになれました。
言葉でなくても 伝えられるものってあるんですね。
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