2台のゲルトナー
ゲルトナーが2台来てるんだけど試奏してみない?と
お誘いがあって 行ってきました
遠くからやって来ている楽器です。
ゲルトナー購入を考えているお2人の方に混ざって弾かせて
いただきました。
1台は新品。いい感じの飴色です。そしてもう1台は中古で
1975年物。この時代のものに多い光沢のあるこげ茶です。
音は・・・面白いほど違いますね~。新品のものはまっさらで
まだ誰の手にもかかっていない感じ。これから誰かのところで
一緒に音を作っていくんだろうな、って。
そして中古はもうこれがゲルトナー!っていう音なんです。
この年代だと初代ゲルトナーの時代でしょうか。深みがあって
派手すぎないけど存在感のある音。
中古ゲルトナーの方は表と裏の弦のはり方が少し近い(浅い)
かな。私の楽器とかなり違う感覚です。新品ゲルトナーは
初心者の方には弾きやすそうでした。
購入候補者?の方はかなり迷っていらっしゃいました。
そうですよね。でも とても楽しそうでしたよ。
楽器とは出会いですから ピンと来るかどうか、ですよね
中古ゲルトナーは誕生してから数十年、どんな道を歩んで
きたのでしょう。ドイツから日本へやってきて その間にも
いろいろな事があったでしょうね。今こうして何人かに弾かれて
そしてこれからどこへ行くのかな?
何か伝えたいことがありそうな、そんな感じがしました
前にも書きましたが 家にあるゲルトナー、コロイ、ヨエックス
タオ それぞれ本当に個性があるんです。音色は4つとも全然
違うけど みんな天上とつながる音。
この天上とつながる音色を持つ楽器こそがライアーだと
思います。
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コメント
そうなんですよ。
私の弾いてるのも(1980年製)、表と裏の高低差が少なくて、半音弦があまり押し込めないです。
面白いですね。弾きくらべるとわかるんですね、音色の違いが。
投稿: ソリトン | 2012年1月17日 (火) 22時57分
こんにちは。
私のは2004年ですけど そんなに高低差はないんです。
でもコロイからゲルトナーへ変わった時はすごく浅く感じました。
人によってゲルトナーが弾きやすいとかコロイが
弾きやすいとかあるみたいですね。
私は・・・しばらく弾いているものが弾きやすく
なっちゃいます。
指が慣れてしまうんでしょうね。
投稿: りら | 2012年1月18日 (水) 00時22分