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2014年8月

マリーティアドロップライアー

 8月の終わりにこんな涼しいのは珍しいです

ね!そのせいもあるのか昨日はちょっとダウ

でも今日はだいぶ良くなりました

 

 おとといのことですが、ついに、ついに、

マリーティアドロップが来ました

最初に考えたのが、2008年の事。それから

色々とあり、正直ここまでかかるとは想像しな

かったのですが、オーストラリアから我が家へ

やってきてくれました。

さっそく1枚パチリ マリーのために買って

おいた虹色のシルクを敷いて。

S_1_2


虹色がよく似合います

 

 弾いてみての感想は・・・

今まで弾いていたライアーとはかなり違います。

響きも音も大きいです。想像はしていましたが、

マリーコンサートライアーともそんなに違わない

くらいの気もします。よく弾き比べなければわか

りませんけれど。ヨエックスアルトよりも大きく感

じました。響きは大きいけれどクリアなにごりの

少ない音。よく考えて作られたんだろうな、と感

じます。

まあ、まだちょっと弾いただけですので、また

よく弾いてみてからの感想もおいおい

 

 それにしても来月以降の予定を考えると・・・

よく体調も整えて頑張ります

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ライアーに出会う直前のシンクロニシティー

 朝晩は過ごしやすくなってきました。

季節は少しづつ進んでいますよ

 

 ふと思い出したことを書いてみようかな

と思います。

10年前、ライアーという楽器があると知っ

て、どんな楽器かとても知りたいと思いま

した。当時は今ほどネットも発達していな

くて、ライアーも今よりももっと拡がっていな

かったせいか、なかなかどういう楽器か

見ることができませんでした。知ってから

実際に出会うまでに9か月くらいあったと

思います。

 

 そんなとき、ライアーとは全く関係なく

あるCDを買おうと思いました。歌のCD

で10枚くらいの中から曲など見て、1枚を

選びました。家で普通に何度も聴きました。

 

 それからおよそ2か月くらいしてライアー

の体験レッスンに行って、初めてライアー

という楽器を見て触って、その日のうちに

購入を決め、家に持ち帰ることができたの

です。初めてのライアーはコロイソプラノ

でした。

 

 それからかなりしばらくして、前に

買ったCDを取り出したとき、ジャケット

に目がいきました。そこには・・・

ライアーが写っていたのです

歌を歌う女性がこちらに差し出すように

持っていました。丸いライアーで多分

ゲルトナーかザーレムです。

当時の自分のライアーが四角い形の

コロイだったので余計ピンと来なかった

ようです。

 

 びっくりしましたね

そのCDを買ったときは、まだライアーが

どういう楽器か知らなかったのですから。

ネットで見たのはキンダーハープのよう

なのだったので・・・

 

 たくさんあるCDの中でもライアーがジャ

ケットに写っているのを選んだのも

曲と解説で選んだのでジャケットは全く

気にしていませんでしたし。

しかも1曲だけライアーの弾き語りの曲が

あったのです。つまり私はライアーに出会う

直前にライアーを見て音も聴いていたと

いうことです。

 

 どういうことなんでしょう

「意味のある偶然」=シンクロニシティー

ですね。

「○○が見えた」とか「聞こえた」とかいう

不思議な経験はないのですが、こういう

シンクロニシティー的不思議なことはわりと

よくあるんです、実は。

 

 本当に不思議で面白いですね。

「もうすぐこういう楽器に出会って弾いて

いくんですよ~」って教えてくれたんでし

ょうか

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秋の準備

 今年の夏は暑い日は確かに暑いのですけど

ちょっと一休みのような暑さおやすみの日もあって

まあまあかな、と思っています。ここ横浜のはずれ

は毎日しっかり風が吹いてくれるので、助かり

ます

 

 それでも夏は頭も身体も止まってしまって、毎年

秋になってから大変 なことになるので、今年は

今から準備を進めています。

 

 詳細が決まらないコンサートもあるのですが、

とにかく決まったものからお知らせを始めなくては。

 

 10月3日   旧柳下邸 14:30~

 11月15日   山手234番館 14:00~

  1月17日   山手111番館 14:00~

が、決まっています。この3つはリラ・コスモスの

コンサートです

 

 9月の最初は岩手県の野田村に行きます。

野田村は311で津波の被害を受けた場所で

復興のために頑張っています。ご縁からそれを

応援するサポーターになりました。再来年の

復興イベントでライアーコンサートのお話がある

ので、今年下見を兼ねてあちらの方々とお会い

します。ライアーも持っていってちょっと弾く予定

です

 

 それからその翌週は今度は南方面に行くことに

なっています。

9月に入ったら一気に忙しくなります

 

 旧柳下邸ではぜひバロックを弾きたいと思って

今までやったことのない曲を選んでいます。

古い日本家屋にバロック・・・ いいと思うん

です西洋館にもいいですしね

 

 それから秋には1人で録音もするので、その

準備もあります。8月ももう少なくなってきたけ

ど、大事に日にちを使いたいと思います。

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旧柳下邸

 この秋最初のコンサートは横浜市の根岸なつか

し公園内にある「旧柳下邸」で行います

 

 旧柳下邸は、明治~大正の有力商人だった

柳下氏によって建てられました。関東大震災や

戦争などを経ても、柳下家の人々に大切に守ら

れて来たそうです。現在は横浜市の指定有形

文化財に指定されています。

 

旧柳下邸  こちらに写真があります。

 

 昔懐かしい大正~昭和の暮らしの雰囲気が

体験できます。五右衛門風呂もあるんですよ。

また和室だけでなく小さな洋室もあります。窓は

もちろんサッシではなく、カチャカチャ回す鍵が

ついています。畳の部屋の脇には廊下。そして

縁側が。建物の中はどこもタイムスリップしたよ

うな時間が流れています

 

 こんな素敵なところでライアーコンサートをさせ

ていただけることになりました。

 日にちは10月3日(金)午後です。詳しい時間

その他は決まり次第お知らせいたします。

 

 またこの柳下邸はジブリの映画「コクリコ坂から」

の舞台にもなったそうです。「さよならの夏」は前に

弾いたことがあります

 

 場所によってプログラムをイメージしますが、

今回はとても浮かんできます日本の曲だけ

でなく、バロックも合いそうかな、って思って

います。

 

 お庭には季節の花が咲くそうで、10月の始め

は何が咲いているかしら?夏の疲れを癒しに

旧柳下邸ライアーコンサートにいらしてください

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楽譜の整理

 ライアー仲間では「楽譜の整理しないとね」

「ね~・・・」「どうしたらいいかわからない~」と

いう会話がよくされています。

 

 ライアーの楽譜というのは普通の楽器のよ

うなのはほとんどなくて、だいたいどこからか

廻って来た1枚の紙・・・で、それが年々増え

ていくのです。

こんな感じ。手書きのものも多いです。

Simg_1261

ファイルに入れておくのですが、1枚の紙

なので探すのも大変忙しいとき見つから

ないと借りてまたコピーしたりするので

またまた増えて、もうどうにもならない

状態になってしまいます。

Simg_1263

 オリジナルのものからアレンジを繰り返し

てそこから何枚も増えたりもします。

 

 最初あまり大きくない棚にどんどん入れ

ていたのです。ある時家に帰ったら棚が

落ちていて、開き戸も開いて全部床に落ち

ていました 「ど、どろぼう・・・?」と思った

くらいです。何せ1枚づつの紙がばーっと

床に落ちていて、棚も大きいのを買い直

さなくてはならないし、途方に暮れてその

まま床に積んでおいたら、数年経ってしま

ったのです・・・ (いつも床に積んだ中

から楽譜を取り出していました・・・)

 

 もうずっと「整理しなさい」という声が聞こ

えるような気がしていましたが、最近「整理

しなさ~い」となってきて、ついに棚を買って

1週間前くらいから始めて、やっと何とか

出来ました

Simg_1260

 何百枚?千枚以上あるかもしれない

楽譜を1枚づつ「日本の歌」「アイルランド

の曲」「ポピュラー系」「クラシック」「バロ

ック」「季節の曲」「ライアーオリジナル曲」

「讃美歌系」「クリスマス」などなど、ファイ

ルに入れていきました。もう2度と手に入れ

られないと思われるものも多くて捨てられ

ないものばかりなのです。

 

 床もすっきりして部屋も広くなりましたー

もうずっと「何とかしなくちゃ」と頭を悩ませ

ていたので、心もスッキリ

 

 使い終えたら、必ずファイルに戻すように

しないといけませんね。

本当に貴重な楽譜がいっぱいなんです

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大いなる沈黙へ

 とても珍しい映画を観ました。

 

「大いなる沈黙へ」フィリップ・グレーニング監督

「グランド・シャトルーズはフランスアルプス山脈

に建つ伝説的な修道院。これまで内部が明かさ

れたことはなかった。1984年に撮影を申請、16

年後に扉が開かれる。差し出された条件は音楽

なし、ナレーションなし、照明なし。中に入れるの

は監督一人のみ。そして5年後、完成した映画は

大きな反響を巻き起こす。」

 

 この修道院は戒律が非常に厳しい事で知られ

ており、1人づつ建物の中の房で過ごし、1日の

大半を1人で祈りの時間を過ごします。基本的に

会話は許されていません。なので、この映画は

2時間49分修道士たちの静けさの中での日常を

そのまま映したものです。監督もHDCAMで撮影

するのに修道士の一員のような生活を送ったそ

うです。

 

 画面から流れるのは足音、雨音、木を切る音、

食器の音といった言葉以外のものばかりです。

そして雪景色、修道院の建物、聖堂、それぞれ

の部屋、ミサへ向かう修道士たち、これらの場面

が繰り返されて行きます。そのどの場面をとって

も美しいのです。自然も建物も動物も人もみな

同じに溶け合って、みな同じに美しい。ひげを

生やした高齢の修道士の顔も姿も。

 

 誘ってくれた友人は「他の友達にみんな断られ

」と言っていました。そうしたら夢の中で修道

士と私が出てきたので声を掛けてくれたそうです

 

「ーはるかな、大いなる静けさー

 私たちはこのいかにも独自な作品と向かい合い、

その尋常でなはない沈黙の世界を通っていくうち

に、おどろきながらもいつしか、不思議ななつかし

さをおぼえないだろうか。私たちの日常とは、あま

りに異なる世界であるにもかかわらず、なぜか、

心が洗われる想いにかられないだろうかー涙

すら、うかばないだろうか。

 なぜか、思うにそれは私たちの本来の心のふる

さとが、実はやはり同じように深い静けさのうち

にあるからではないのだろうか。」 

             佐藤研 パンフレットより

 

 今のテレビも映画も感動させてくれようとして、

びっくりするようなお話を用意してくれますが、

そういう意図が感じられると冷めてしまったり

します。この修道院は現代の中で特殊な場所

かもしれませんが、ここには本物しかありません。

 

 こういう映画なのでどなたにもお勧めという

訳にはいかないのですが、ライアーを弾いたり

興味を持つ人にはいいと思う人もいるかもしれ

ないと思って、ご紹介しました。

この映画に流れる感覚がどこかライアーに通じ

るように感じました。実際のグランド・シャトル

ーズ修道院はすべての楽器は禁止されて

いるそうです。

「大いなる沈黙へ」公式サイト

東京は岩波ホールで8/22まで公開しています。

その後、順次全国へ回るそうです。

 

 18:30の回に行ったのですが、満席でした

昼間も混んでいるそうです。ちょっと意外でした。

あまりこういう映画って一般受けしないのかな、

と思っていました。でも、嬉しかったです。

こういう映画に興味を持つ人が多いならまだ

大丈夫なのかなって 現代の地球に起こって

いる事を聞いて途方に暮れることがあります

ので・・・

 

 興味を惹かれた方は観てみてくださいね

 

 

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