野田村で奏でたライアー
東北へは前から行きたいと思っていましたが、
やっとライアーを持って伺うことがかないました。
野田村の古民家でお宿をやってらっしゃる苫
屋さん、そこの宿主さんとご縁ができたライア
ーを弾く友人に誘われたことがきっかけです。
3年後の復興祭にライアーコンサートをという
お話があり、今回とにかく苫屋さんに行って音
を聴いていただこう!ということになったので
す。
1日目はレンタカーを借りて久慈の辺りに泊ま
り、2日目に野田村へ苫屋さんへ行く前にみち
のえきに寄ったら・・・驚くことが
外の窓に貼ってあったのです。
14時から・・・・なのですか
今回は苫屋さんの宿主さんにだけ(とご家族
の方とか)に聴いていただくのでは
と思いながらどきどきしつつ、到着すると・・・
宿主さんがとても嬉しそうに出迎えてくだ
さいました。そして、311の後からの大変な
実情を真剣に話してくださいました。
まだ何も終わっていなくて、あの日からみな
さんで助け合って頑張っていること
とても大きな心の傷を負った方がいること
私たちが東京から来るということで忘れられ
ていないんだ、とみなさんで喜んだこと・・・
私たちも思わず涙が・・・
そして「今日は本当はなるべくたくさんの人に
聴いていただきたかったんだけど、全員入り
きらないので、特に大変な思いをした人だけ
呼びました」といわれるのです。
その間にも次々人が来られてます。
お話を聞いて、用意してきた曲では足りない!
と思って急きょ弾く曲を大幅に増やすことにしま
した
サウスウインド、エレノアプランケット、Sheebeg
Sheemore・・・・・それからふるさと、お月さま、埴生
の宿など弾いて、最後はみなさんに楽器を触って
いただきながら色々なお話をしました。
テレビなどで聞いたことはあっても、被災者の方か
ら直接その時のお話を聞くのは初めてでした。
淡々とお話されていても、とても大変な内容の
お話で・・・
実際に津波が来た海の近くも見ましたが、こんな
ところまで波が来たなんて、と。
思いもよらない展開でしたが、思ったよりもとても
たくさんの方にライアーを聴いていただけて、皆さん
とても喜んでくださって本当に言葉にならない思い
でした。
帰りにコンサートに来てくださった方の工房へ寄っ
て
1枚づつ手書きみたい
ライアーをやっていなかったらここでこんな体験を
することもなかったはず。貴重な体験ができて、ありが
たかったです
3年後も、その前でもまた来たいな~と思いました。
岩手県は初めてでしたが、とにかく自然が綺麗
それから素敵なお家もありました
普通のお家だったみたいです。なんて趣のある
岩手県、日本の良さが残っている素敵な県です
私も今回の旅行は忘れられないと思います。
あの小さな演奏会は一生の思い出です。
それにしても苫屋さんでの写真が1枚も撮れなか
ったのが残念
こうしてまたまた、ライアーを通して素晴らしくて
ちょっとびっくりの体験をしました
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