ミッション
星の美しい季節です。輝きが1.5倍という感じで
何か話しかけられてるような気もします。
コンサートでライアーの楽器の紹介をする時、どういう風に
お話したらいいかな、と毎回考えます。
「竪琴の歴史は古く古代文明にも存在していましたが、ライアーは
20世紀に入ってから新しく創造された竪琴です。シュタイナーという
思想家の考えの元にお弟子さんが完成させました・・・」という風に
始めることが多いです。
話したい事は色々あるけど時間の事もあるので・・・
私にはライアーが現代に時空を超えて現れた楽器に思えて
ならないです シュタイナーやゲルトナー、プラハトさんの力を借りて。
何の意味もなく現れるわけはなく、何か目的があったのではないかな、
と思ってしまいます。意志の力を感じるからです。
コンサートでも場所や環境をとても選ぶ楽器。私たち奏者が、と
いうより、ライアーが選ぶのです。
「このような環境でこのように聴いてください」と、あの音からは想像
できない主張をします。だから、コンサートでは聴く人、弾く人、楽器が
みんな対等で、その時その空間の「場」を創ります。終わった時に
何も言わないでもすべてが伝わった感覚になれます。
その「場」の創造のためにやって来たのでしょうか・・・
もしも、「もうこの星ではこれ以上の創造は難しい」と考えたら
帰ってしまうのでしょうか。
今色々なライアーの工房では後継者の問題もあるようで、これから将来
ライアーがどうなって行くのか見えない状況のようです。でも、この音に
静かに耳を傾けたい、この音のある空間に身を置きたい、と考える人が
多くいるなら、未来にまだこの地球で必要とされるならすべての問題は
クリアされると思います。
反対に言うと、そんな面倒くさい楽器なんていい、もっと手軽で簡単な
方が・・・という人が多くなれば消えていくかもしれません。
どちらの未来へ進むのでしょう。
私はもちろんライアーの音がある未来に存在したいと思います。
もしなくなって行くような未来だったら・・・もう地球には来なくていいかも(笑)
コンサートではしていないお話です
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コメント
平川先生お疲れ様です。昨日のライアーのコンサートとても素晴らしかったです!(〝⌒∇⌒〝)とても癒されました(*´ω`*)そして感動をありがとうございました!(。・ω・。)またコンサートがある時におじゃま致します!
投稿: リサ | 2015年1月18日 (日) 02時13分
昨日はお2人で山手111番館へお越しいただきましてありがとうございました(o^-^o)
音が本当に小さいので驚かれたかと思います。ライアーの事をいつも気にかけてくださって嬉しいです。
まだまだ寒さが続きますのでお気をつけてくださいね。
投稿: りら | 2015年1月18日 (日) 20時01分