「春メドレー」という曲のこと
ここ数日冬に戻ったような気候です。
この季節に毎年弾く曲「春メドレー」。
たくさんあるライアーの曲の中でも、特別な思い入れが
あります。
最初、グリッサンドで幻想的に始まり・・・「どこかで春が」
「春が来た」「さくらさくら」「朧月夜」がメドレーになっています。
この曲は2009年に天河神社で奉納演奏した時に
発地さんがアレンジしたものです。2009年春、まだリラ・
コスモスも結成していませんでした。奉納演奏も、ただ
仲間に入れていただいた感じです。特別ななにかが
あった訳でもなく、ライアーが好きな人たちでその時
参加できる人が参加したのです。
その後、夏にリラ・コスモスというライアーアンサンブル
を結成して、秋には初めてのCD「月夜琴」をリリース
しました。こう考えると、天河の神様に願いが届いたの
かしら・・・と思ってしまいますね
それから、色々な所で弾かせて頂くようになり、
CDも2枚目3枚目と出せました。こんな所で
弾きたいな、と思った所でも随分やらせて頂けました。
あれから今年で7年目の春です あの時からすべてが
始まったような気さえします。春メドレーの最初のグリッサンド
が始まると、ふわ~っと想い出の世界に飛びます。
天河での雪の中の演奏、さまざまな演奏風景、出会った人
たちがサーッと走馬燈のように流れるのです。まるでこのまま
死んでしまうようですね(笑)でも、本当にこんな感覚になる
曲は他にないかもしれません。好きな曲はたくさんあって、
№1は決められませんが、「春メドレー」は別の意味で特別な
曲なのです。
天河ではこの曲は7名で演奏しました。その後はリラ・コスモス
で春には必ず弾いて来ました。そして昨年からは2人で弾いて
います。アレンジを少し替えただけで弾けたのです。春メドレー
はライアーの曲としては大曲なので、もう弾けないのかな・・・と
思った事ももありますが、今年もまた弾く事が出来ます。
すべてに云える事ですが、曲とも「ご縁」ですね。
楽器とのご縁、1つの曲やライアーでのアレンジによる楽譜との出会い、
一緒に弾く人との出会い。全てが揃って、初めて弾けるのです。
1人でも2人でも大勢でも、弾ける曲はさまざまですが、
リラ・コスモスの2人で弾ける曲を大切にして行きたいです。
ライアーを弾く人がまだ少ない今、自分たちの演奏が出来ると
いう事は大切にしなければいけない事だと感じています。この春
メドレーも私たちが辞めてしまったらもう演奏される事もなくなって
しまいます。
今年も大切な曲「春メドレー」を喜びを込めて弾かせて
いただきます
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