« 2016年3月 | トップページ | 2016年5月 »

2016年4月

松江、幼稚園演奏とワークショップ

 昨年初めて訪れた松江に今年も行ける事になりました。

今年は2つの幼稚園でライアーを聴いて頂き、それから

ワークショップです。

 

 ひとつの幼稚園はマリア祭という行事の中で。アヴェ・

マリアを、というリクエストです。マリア祭でしたら、やっぱり

そうですよね どのアヴェ・マリアがいいかなあと考えて、

シューベルトにしました。最近初めて弾いた曲です。

もうひとつの幼稚園は普通に聴いていただきます。

どちらも園児さんたちが知っていそうな曲は何かな、と

考えながら選んでいます

 

 

 横浜からは離れている松江で、私たちのライアーを

聴いて頂けるなんてご縁を感じます 初めて聴く人も

いらっしゃるでしょう。ずっと年月が経った時にでも、

心の中のどこかに、ライアーを聴いたという記憶が

残ったら素敵ですね

 

 ワークショップはこんな素敵な木で出来た場所を

選んでくださいました。 

  ワークショップ会場

  日にち 5月30日午後

ライアーに似合いそうです

 

 松江のトライアングルさんでは今年、アウリスの制作講座を

行って、新しいライアーが何台も誕生しました。そのライアー

達が響くように、と今回の企画です。

持ち方や音の出し方、それからみんなで音遊び。

そして最後には小さな曲も弾いてみたいです。

生まれたてのライアーの音を楽しみにしています

 

 参加者募集していますので、ご興味のある方はトライアングル

さんへお問い合わせください。

 トライアングルさん

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

for Lyra kosmos

Simg_2723

 新しい楽譜が送られて来ました。

 

 2011年の震災の後、ある動画が紹介されているのを

見ました。その時期の心にとても響く動画でした。

昨年聴いたCDの中のある1曲。どこかで聴いた事が・・・

「震災直後に見た動画のバックに流れていた曲だ」と。

 

 いろいろな流れが重なり、この曲を弾かせて頂くことに

なったのです。作曲者の方がライアー用にアレンジして

下さったのが上の送られて来た楽譜です。

 

 あれから5年経ち、あの時心に響いた動画の曲を

ライアーで弾くことになるなんて

 

 先ほど弾いてみましたが、なんだか胸がいっぱいに

なりました。つい最近も5年前を思い出させる出来事が

起こったばかりです。今この曲がライアーの楽譜となって

リラ・コスモスの前にやって来たのは偶然ではない気が

しました。

 

 必ずこの曲を多くの皆さんに聴いて頂きたいと思います。

どんな動画でどんな曲なのか・・・もう少ししたらご紹介でき

ます。

 

 「永遠」がテーマです。そういえば、このブログもeternalでした

 

 for Lyra kosomos・・・・ありがとうございます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

音を育てる

 いつも紅葉の写真を撮っている場所ですが

同じ場所とは思えません

S2016_2

 

 この頃ブログに書きたい事が多いのですが、

月日に追いつけませ~ん

今日は楽器の音について書いてみたいと思います。

 

 楽器は工房により音が違うのはご存知と思います。

私も「ゲルトナーとヨエックス」という記事にも書いて

いますが、一般的にゲルトナーは深い音、ヨエックスは

軽めの音などと言われています。ただ、これは本当に

一般的なことなのです。

 

 まだ届いたばかりの楽器は新しい音がします、サラーッ

とした音です。そして弾いていくうちに、その楽器の個性が

出てきます。

 

 私のヨエックスを例にあげると、最初この楽器は知人が

弾いているのを聴いて「同じものを」と注文したのでした。

明るく軽やかな音で、こういう音が欲しいと思ったのです。

しばらくはあまり弾く機会がなく、何年かは最初の「新しい

音」のままでした。確かにゲルトナーとは違う軽い音でした。

 

 その後、弾く機会が増えて来るうちに本当のこの楽器の

音がわかって来たのです。今でははっきりとわかります。

このヨエックスのまろやかで穏やかな音色が。この音は

この楽器だけの音色、この楽器の個性です。

 

 子どもでも育つうちにだんだんと個性がはっきりして

来ますよね。もともとの性格とは別に、家族の人の接し方、

それから環境とか周りの人たちとか。そういう取り巻く

ものによって個性が作られていきます。その子だけが

持つものです。

 

 ヨエックスというと大きめに響き、外に向けて拡がり

のある音、とういうイメージで、それは根本の部分かもしれ

ません。でも、弾いていくうちにどんどん個性が育って

行きます。他の楽器でも同じです。

 

 楽器にもランクがありますし、いい楽器を持つとそれだけ

で安心してしまうところもありますが、楽器と向き合って

弾いたり、どんな音を出したいか相談したりしていかないと

ずっと最初の「新しい音」のままです もっともっとその楽器

の本当の個性を知りたいと思ったら、楽器とよ~くお話しして

ください。

 

 家の楽器はゲルトナーとはよ~くお話しましたので、どういう

音かはわかっています。

後、コロイソロソプラノはある程度はわかっていますが、もう

少し個性を出してあげたいです。それからマリー。この楽器

はまだ新しい音かもしれません。この頃、少しわかってきま

したが。 これからもっとよく付き合っていきたいです

 

 一緒にずっと弾いている発地さんとはお互いの楽器の

真なる音はわかってます

それにしてもヨエックスがこういう音になるとは思いませんでした。

楽器の成長は子どもの成長のように嬉しいですよ 

皆さんも自分の楽器の唯一無二の個性を引き出して

あげてください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

心の中は平安に

 どんぐり工房さんでの「小さな森コンサート」の日。そして

今日は春の嵐でした

Simg_2689

 春のガーデンはにぎやかです

 

 始まる前に撮らないと取り損なうかも、と。記念撮影

Simg_2700_2

Simg_2694

 ガラスに色がついていて、流れていて素敵です。




 調弦。

Simg_2696

 

 今日はお知らせした通り、「瞑想コンサート」。途中に

お話はあまり入れずに、弾き続けました。

 

 弾いている最中に感じた事、終了後の感想を伺って色々

参考になりました。

まず今日の弾き始め、何か感じるものがありました。いつもと

違う感覚。何だろう・・・・と。だんだんとわかって来たのが、

今回の場所がいつもより広さもですが、外と隔離されて

いて外の風の音は聞こえますが、それ以外の音は聞こえず、

気配も感じられないという事。全くライアーの音の世界

のみなのです。いつもは皆さんに耳を傾けて頂くために、少し

頑張って弾いていたのです。でも今日はその必要がない。

いつもよりもっと力を抜いていいんだ・・・とわかった途端、

違和感がなくなりました。

 

 後で聞いたら発地さんも同じように感じたそうです。そして

もっとびっくりしたのが、聴いていた方の1人が、「後半の方が

とても自然に聴けた」と感想を下さった事 これは私たちに

とっても途中で感覚が変わるという、かなり繊細な体験だった

ので、それをわかるとは、すごいなって思いましたわかった

方は生徒さんでコンサートもよく聴いて下さっている方なのですが、

それにしても、です

 

 今日は湘南地方はかなり強い風でしたので、風のヒューッと

いう音が入ってきました。小さな小屋風建物でしたが、ガタガタ

音はなく、小さくてもしっかりした造りなんですね。

風の音は私もそう思ったのですが、何人かの方が「風の音と

ライアーの音が合っているように感じた」と言われてました。

風の音は自然の音 ライアーとの相性は悪くないのかも

しれないですね

 

 それと別の方からは「外がこんなに激しい様子でも、この中は

安心できる空間でした。外の世界に惑わされずに自分の心に

平安を持つように・・・というメッセージのように感じました」と

いう凄い感想も頂きました今日のコンサートでそんな風に

感じて頂けた事は感激です。特に最近起こってしまった日本の

大きな出来事の事もあり・・・私も深く受け止めました。

 

 「音楽療法のように感じた」「自分の内面に入れた」「森の中で

丸くなって座っているように感じた」などの感想も頂きました。

周囲の自然に囲まれ、日常をシャットアウトしたような場所での

ライアーコンサートは別次元に行ける、というのが今回わかり

ました。どんぐり工房さんにも「また是非」と言って頂けて、これ

からこういうコンサートを定期的にやって行きたいです。

これぞライアーというのを体験して頂けると思います。

S3

S2

 戸外でライアーの写真を撮るのが大好きなので、終了後にも

パチリ 自分の写真は忘れました

 

 

嵐の中いらして下さった皆さま、本当にありがとうございました。

 

 今日は帰って珍しく食べたのが・・・ジャガリコ。

たまに食べたいのですが、体調に気をつけている時はやはり

食べない方が万全なので・・・コンサート前や旅行前やそれから

外へ食事に行く前とかも(ここまでしなくても、ですけど)気をつけて

いるので滅多に食べられないのです。今日は久しぶりに食べました

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

小さな森コンサートもうすぐです

S2


 芽吹いています

S


 あっという間に繁りますよ。

 

 たぶのきコンサートから3週間。次の日曜日が稲村ケ崎どんぐり

工房でのコンサートです。毎回1週間を切るとちょっと落ち着かなく

なります。月2回コンサートがあれば、2週間、3回あればほとんど

ずっと落ち着かない事になりますね

 

 落ち着かないというのは「緊張感」とも言い換えられます。

でもこの「緊張感」が大事なのです。たまにこういう気持ちに

ならずに、普段通りのままコンサート当日になる時がありますが、

普段通りで良さそうに思えますが、実は良くないのです。こういう

時はあまり上手くいきません コンサートにしっかり向き合って

いないという事なのかもしれません。だから落ち着かない気持ち

が沸き上がって来ると「悪くないな」と思います。

 

 この頃はしっかり早めに予定を立てて、練習もしていますので

ギリギリになって練習が足りない、という事はないのですが

(練習が足りずにコンサートに臨むほど度胸はありませんから(笑)

大事なのは精神面です。その時間にどれだけ集中を持って行けるか、

です。だからフィギュアスケートの試合を見るのはとても勉強に

なります。ライアーの(私の?)場合は、すべての音がまろやかな

ふくらみを持つように・・・と集中しています。

手の角度、力の抜き具合などなど

 

 という事で・・・17日まで内面を見つめつつ過ごしています

 

 今回のコンサートは3部構成です。

 

 1部「アイリッシュの森の中へ」 

コンサートタイトル通りの木の囲まれた場所ですので、森の中へ

入って行くイメージです。そしてアイルランド辺りの国の曲を選び

ました。SouthWind、サリ-ガーデン、広い河の岸辺、グリーン

スリーブス、庭の千草など・・・ヘブリディーズの島唄的な曲も少し。

 

 2部「やすらぎ」

癒しの曲・・・・

 

 3部「光の記憶」

クラシックの曲たちです。まどろむように聴いて頂く中で当時の

世界を照らす光を感じて頂ければと思います。シチリアーナ、

パッヘルベルカノン(コリン・タンサー)、G線上のアリア、アヴェ・マリア

です。最後のアヴェ・マリアはシューベルトで、初公開です

 

 皆さまにお会い出来るのと、また新しい出会いもありそうで、

楽しみにしています

 

 鎌倉駅近くの枝垂れ桜も葉桜に・・・・

Simg_2682

| | コメント (0) | トラックバック (0)

桜の記憶

 今年の桜も散って行きますちょっと淋しいですね。

どうしてでしょう。来年も会えるのに。

S2016b_2


S2016c


 

 今年は夜桜も見られたんです。家の近くの川岸がライトアップして。

S2016g


 夜桜って「おとな」って感じですね

こういう絵を見た事がある気がします。よく描けるなって

S2016h

 

 そして今日は東京に用があったので、歩きながらまたお花見

S2016c_2


 赤やピンクが混じっている桜。八重かな。

S2016e


 川にたくさん花びらが流れていました。

S2016f


 水面に木が映って綺麗 ここは6月にクリスタルボウルの方との

コラボコンサートをする場所なのです。

 

最後は雨降りのなか、撮った写真です。

S2016

 
 毎年見ても、いつでも息を呑むような美しさです。

桜のことはきっと忘れません。いつかこの星を離れても・・・

S2016a


 永遠の記憶となるでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

古代からの贈り物

 今年の桜も終わりに近づいて来ました。

いつも行く場所の桜ですが、写真に収めて来ました。

今年は曇りの日が多く、青空をバックに撮れないの

ですけれど。

S12016_2

 まずはお気に入りの場所。みなとみらいの歩く

歩道を降りた所にある桜です。ここはエレベーターで

昇るので、桜の木の上から見る事が出来るのです。

ぎりぎりの所に立っているので、手を伸ばせばてっぺんの

桜を触れるという珍しい場所なのです。(触りませんが

S20162


 まだもう少し咲きそうですね。

S20163


 ここは家の近く。にぎやかに咲いてます。話しかけれている

ようです

 それから

S20164


 立派ですね!桜の美しさは見た目ももちろんですが、

人々の心にある精神性に何かが通じるからではないでしょうか。

遠く遥かな時代・・・古代からの贈り物ですね。

 

 次の写真が今年のお気に入りです。

S20165


 現代じゃないみたいです。いつも青空をバックにばかり

撮っていましたが、こういうのもいいですね

 

 「古代からの贈り物」。いにしえからの贈り物と読みますが、

実は曲のタイトルでライアーで弾いています。この頃よく

お話していますが、「美しの里」という癒しのシリーズの中の

1曲です。アルトによく合います。是非いつか聴いて下さい。

 

 そして最後に

S20166

 

 もう少しですね。しだれ桜。でも、今朝ベランダから

見たらだいぶ咲いていたんです。(ベランダから見えるの

です)明日には見に行って、今年最後のお花見です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2016年3月 | トップページ | 2016年5月 »