ライアーのお手入れに
ライアーはシルクの布にくるんで、ケースの中に入れて
いますが、本体を拭いたりするお手入れにはどんな物を
使っていらっしゃいますか?
私は以前はやはり粒子の細かい布・・・という事で
お手入れもシルクで拭いていましたが、少し前に楽器の
お手入れに良い製品を教えて頂き、使ってみましたが、
とても良いのでこちらでもご紹介いたします。
キョンセームという皮です。キョンというのは世界最小の鹿で、
繊維の細さは15オングストローム。これは髪の毛の15万分の1です
(シルクが髪の毛の30分の1だそうです)ので、繊細な楽器の
お手入れにはふさわしいかと思います。楽器用のキョンセームが
あり、ストラディバリウスもお手入れされている方がいるそうで、
私もライアー用に購入してみました。なめらかで安心して拭けます
し、楽器と一緒にケースに入れておくと安定するような気がして、
使っていない楽器用にもそれぞれ購入しました。
最近では類似品も多いようですが、春日という会社の物を
使わせていただいています。パンフレットに実験結果なども
載っていて、キョン皮の歴史についても書いてありました。卑弥呼
の時代に返礼として日本に伝わったのだそうです こんな
姿になってしまったキョンさんたちには申し訳ないですが、大切に
使わせて頂きたいです。
カメラ用、車用やお顔用もあります。楽器用も管楽器やピアノ
があり、弦楽器用の中でもヴァイオリン、ギター、チェロなど分かれて
います。大きさもいろいろありますが、ライアーでしたら15デシか
アルトなら20デシ辺りかと思います。膝の上に載せて滑り止めにも
なりますよ。
ご興味のある方は春日さんのHPを覗いてみてください
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