コリン・タンサーの世界を
ライアーのために書かれた楽譜が少ないなか、
コリン・タンサーの楽譜がある程度の部数、入手可能に
なった事で喜んでいる方は多いと思います。
コリン・タンサーさんはシュタイナーの世界に深く関わっている
方です。
この頃検索ワードで「コリン・タンサー」が多くなっている
事からもそれがうかがえます。リラ・コスモスも楽譜を入手し、
弾いていますが、繊細で素敵な曲がたくさんあります。
大体、こんな風にきちんと製本されているというだけで
嬉しいです
良く弾いているのは左上の「THE HEART`S REPLY」です。
4月のたぶのきコンサートの時、この楽譜集の中の「The Challenge」
を弾きました。これはアポロンとマルシュアスというギリシャ神話の
お話を曲にしたもので3つの部分に分かれています。
アポロンの曲は「威厳」、マルシュアスの曲は精霊らしい「陽気さ
軽やかさ」、女神ミューズの曲は「美しさと冷たさ」を意識して
弾きました。
感想でこの曲がとても良かったと言ってくださった方が、
それぞれの部分を弾き分けた感じまでよくお分かりいただき、
嬉しかったです。
10月3日のアートフェスティバル内コンサートではコリン・タンサー
のコーナーを作ってみようと思っています。「The Challenge」は
1曲でボリュームがあるものでしたが、今度は短いのを6曲です。
1曲1分くらいなので、1曲だけ弾いても「??」で終わってしまうと
思います。不思議な曲というだけで終わらせたくないので、
続けて弾く事でコリン・タンサーの繊細な部分や美しい響きなどを
感じて頂けたら
<演奏予定曲> Prelude
Sun Glimpse(太陽神の一瞥)
The Enchanyed Wood(魔法をかけられた樹)
Prelude for Two Lyres
Conversation
Allegretto grazioso
コリン・タンサーの他に、ヴォルガンブ・フリーベさんの
「その響きを聴け」なども予定しています。
また、もちろんその他の曲もたくさん弾きます
キュンストラーもそうですが、コリン・タンサーの曲を心の奥に
まで観じて弾いていると、この楽器の持つ使命にも触れるような
気がします。それはこういう曲だけに限らず、どの曲を弾く時でも、
ですが、自分を表現するだけではないもの、それがライアー
を弾く者として大切にしなければならない部分だと思います。
ライアーは響きや楽器自体が美しいので、それだけで
賞賛を浴びてしまい、それで満足していまう事もあるかと
思います。自分としては、賞賛を浴びているのは楽器
だな、と思っています。
この楽器にふさわしい音、演奏を心掛けていきたい
です
シュタイナーの世界から生まれたコリン・タンサーの曲を
聴いてみたい方、鎌倉にいらして下さいね
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