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2016年10月

生徒さんとのアンサンブル

 前回の七里ヶ浜高校での県民講座の続きです。

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 今回は鎌倉に住む方や、また市外から4人の生徒さんが

演奏に参加して下さいました。おかげで、演奏曲も幅広く

選べました。

 

 最初にリラ・コスモスで埴生の宿を演奏。後で、「最初の

埴生の宿でもう泣きました」と2人の方が言いに来て下さい

ました。埴生の宿はアイルランドの曲なのに、どうしてこんな

にも日本人の心をとらえるのでしょう。映画「ビルマの竪琴」

で演奏された事でよく弾きますが、あの懐かしい感じ。本当

ライアーにピッタリの曲です

 

 そして、その後数曲とライアーについてのお話をした後、

生徒さんに加わっていただきました。まず最初に1人。

そこで、リラ・コスモスと3人でモールアルトの「すべての友

の健康を祝って」とバッハの「シンフォニアの14番」。明るくて

ゆったりとした気持ちになりました。

 

 その後、もう1人加わっていただき、バッハのコラール

「主よ人の望みの喜びよ」と「目覚めよと呼ぶ声あり」。

学校というシンプルな場所で、海を目にしながらの

この2曲をいかがでしたでしょうか 私も聴きたかった

です

Simg_3436

 

 そして最後にもう2人加わり、全員で「グロリア」。

シンプルなメロディーから始まり、少しづつアレンジ

されたパートが加わり、最後は全員で弾くグロリア。

一番拍手が多かったです

 

 今回は講座なので、ライアーのお話もたくさんしました。

そして、来年1月にもこういうレクチャーコンサートの依頼が

あります。今度は千葉県です。「ライアーはこういう楽器

なのだ」という事を演奏とお話でしていくと、やはり聴く

方もわかりやすいようです。ライアーを通して「伝えた

こと」を伝えている気がします。

 

 そして、終了後出演して下さった皆さんとランチへ

私たちはもちろん全員知っていますが、生徒さん同士

はまだ練習で初めて会ったくらいの方たちも。でも、

とっても楽しかったのです 終わった後という事も

あり、リラックスして色々なお話が出来ました。

鎌倉チャペルコンサートがやりたいな~という話も

その時はまた参加してして下さるメンバーが増えると

いいですね

 

 11月3日はまたグロリアを弾きます。

今度は録音して是非聴きたいです

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海をバックにライアー演奏

 今年も七里ヶ浜高校で県民講座「癒しの竪琴~

ライアーの魅力」を、リラ・コスモスでやらせて

頂きました。

S2016


 窓の後ろは海 どこまでも続いています。

実際には砂浜に建っているわけではなくて(笑)、道路を

はさんでいますが、座って窓の外を眺めたら海がそこに

ある感じです。授業中もさぞ気持ち良いことでしょう

 

 この講座は地域の一般の方のための講座で、ライアーと

いう楽器を知って頂くためのものです。なので、楽器の

出来た背景などのお話を、発地さんが詳しくしました。

 

 ライアーは治療教育に長年取り組んで来たシュタイナー

の弟子エドモント・プラハトの「障害のある子どもたちの

心に直接入っていけるような楽器を新しく創りたい」と

いう熱意から誕生しました。今まである楽器では、そう

いったお子さんには音が強過ぎる・・・と感じたそうです。

 

 なんともいえない音、懐かしいような力が抜けるような音。

 

 ライアーを聴いていただいた方がよく言われる言葉です。

私たちもいつもそう感じています。

 

それは、ライアーがこういう特別な気持ちから生まれた

からではないでしょうか。

 「本当に心に届く音を持つ楽器を創りたい」

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 そういう話を発地さんがしました。今の世の中で普通に

なっている「売れそうだから」という気持ちとは根本が

違うところから創られた楽器です。

 

 今でもドイツの工房では一番最初にライアーが

創られた時の気持ちを持ち続けています。

ライアーとはそういう楽器だと思っています。

S2016_2


 弾いている時は見えなかったけど、こんなだったん

ですね

 

 途中から、この学校の男子高校生3人が聴きにきて

くれました。話にも頷いてくれているんです。

最後にライアーの伴奏で全員で「ふるさと」を歌った

時も男の子たちの声が聴こえて 

特別参加してくれて、どうもありがとう

 

 今回は生徒さん方も演奏に参加して下さいました。

その話は次にまた

 

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今年のクリスマス曲

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 イングリッシュガーデンで。

芍薬みたいな薔薇でした。プレートを見たら「イザヨイバラ」。

イザヨイって十六夜・・・。そういえばお月様に似ています

 

 クリスマスコンサートの事も考えなくちゃならない時期で、

ここ数日、いろいろ考えた末にだいたい決まりました。

場所選びも難しいです。ライアーの場合は特にです。

12月は混んでいますし。また、お知らせいたします

 

 今年は11月3日のために、今からクリスマスの曲を弾い

てます。12月はいまのところ、2回コンサートがありますが、

そちらで弾く曲も考え始めています。

 

 まず、「アヴェ・マリア」。昨年まではカッチーニをよく弾いて

いましたが、今年はシューベルトを考えています。

カッチーニは短調のしっとりとした曲でしたが、シューベルト

は聖堂を思い出すような曲です。春に初めて弾きました

 

 それから、「クリスマスの歌」。これはバリオスの作曲で

わくわくするようなクリスマスの曲。明るい曲です

「Holly Night」。日本題は「さやかに星はきらめき」。これも

ぜひやってみたいな、と。娘がクリスマスペイジェントの

劇を幼稚園でやった時にピアノで伴奏しましたが、その

中でもとてもこの「Holly Night」の場面は感動的でした

 

 

 クリスマスの曲ではありませんが、アンドレ・ギャニオンも

弾いてみたいと前から思っています。「めぐりあい」や

「溢れる愛の中に」。素敵な曲です

 

 ライアーでまだ弾かれた事のない曲にも挑戦していきたい

です。私たちはライアーが初めていう方に聴いて頂くことが

多いので、一般的に知られている曲の中からも、ライアーに

合う曲を選んでいます

 

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ライアーの生音を届ける

S20162


 洗濯物を干していたら・・・乗ってみたくなりました

 

 11月3日にグロリアとクリスマスの曲を弾くワークショップを

行うので、早くもクリスマスの曲の練習でもう年末が来た

みたいです。七里ヶ浜講座に参加の皆さんも頑張って

練習されています。今回デビューの方もいらっしゃいます

 

 ライアーは人の前で演奏する事がとても勉強になる楽器

です。音を届ける・・・・この事がライアーにとって使命です

ので。

 

 リラ・コスモスは曲を弾く時でも、1音1音を大事にする

ようにと考えています。指先だけにならないように、

気をつけています。

指の腹をたっぷり使って、ひとつの音の中に膨らみを

持たせるように、「音の質」が常に安定するように

という事をいつでも念頭においています。

そして、聴いて下さる方たちに、大事な音をお届けする

ように・・・・・と

 

 

 CDや動画でしたら、聴く人は自由にボリュームを

上げられます。でも、生だったら、耳を傾けるしかない

わけです。ある意味「楽」が出来ないのです。

お互いに真剣に弾いて、聴いて

CDや動画も取っ掛かりとしては、いい物だと思って

います。私たちもCDやYOUTUBEもやっています。

 

 もし、まだ直接人に聴いていただいた事がない方が

いらしたら、是非やってみて頂きたいです。

とても勉強になりますよ。生での演奏をしてみると、

この空間にはこれくらいの音がいいんだ、ふくよかな

音を届けるにはこういうアレンジがいいんだ、と

わかって来ます。

 

 最初は家族の方とかお友達に聴いて頂けば

良いのではないでしょうか

 

 直接ライアーを聴いて頂くにはあまり広くない

お部屋になると思いますが、これがまた慣れるまで

難しいのです。とうのは本当に間近に聴く人がいる

わけで、もう、息づかいまで感じられるくらいです。

まして、音が小さいので、弾いている時でもお互い

気配が感じられます。まあ、緊張しますね

 

 昔ピアノを舞台で弾いていた時は聴いている人

の気配を感じる事はなく、照明が明るいので客席も

見えなかったです。ただ、見えない人たちに囲まれて

いるという、別の緊張感はありましたけど。

 

 

 ライアーの演奏の身近感。これは経験してみないと

わからないですが、最初は緊張すると思いますが、

素晴らしいものです。

最初は遠巻きに何となく・・・そしてだんだんと

聴く人の真剣な気配・・・最後は空間がひとつに

なります

 

 ライアーが好きな方がだんだん周りに増えて来て

います。少しづつそういう皆さんとの演奏の機会も

作って行けたらいいな、と思っています。

ライアーでつながっていきたいです

 

 

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思い出がよみがえる

 イングリッシュガーデンへ行って来ました。

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 秋の見頃にはまだちょっと早かったですけれど、

色々な薔薇に出会えました 

ミツバチが頭を突っ込んでお仕事中

 

 この前「ライアーを聴いていると昔の思い出が

よみがえる」との感想をいただいた事で・・・・

 

 「演奏中はどんな精神状態でいればいいんだろう」

と考えていた時がありまして、色々メンタル的な本

とかスポーツ選手の言葉などを読んだりしてみました。

その中で「自分が今まで楽しかった時や安心出来た時

の事を思い出しながらプレイする」というのがあり、

今年に入ってからそんな風な気持ちで演奏していました。

 

 弾き始めは。音の大きさや響き方が部屋と共鳴して

いるか、などを意識しますが、その辺が安定してくると、

気持ちがそぞろになる事があるので、安定してきて

からの時間です。

 

 

 そんな時、昔の事を思い出すと・・・ライアーを

始めた頃のこと、色々なところで弾いた時のこと、

出会った人々・・・・の顔が本当に走馬燈のように

浮かんで来ます。

 

 

 そして、その後必ずある場所へ行ってしまうのです。

その場所は幼かった私が一番安心出来た場所でした。

たくさんの木に囲まれて芝生があり、夏ミカンがいっぱい

生っていたり、大きなヤツデの葉があったり・・・そこで

何もしないでぼーっとしている時だけがやすらぎの

時間でした。今はもうないのですが。

 

 

 でも弾きながら行くその場所はあまりにリアルで、すごく

細部までそのままです。

「この場所は今、地上にはないけれど確かに存在して

いる。私の心の中に」・・・・と感じながらこの頃弾いて

いますが、すごく気持ち良く集中出来ます

 

 だからライアーを聴いた方が「昔の事を思い出す」と

言われると、聴く方の方も私と同じ体験をされているの

では?と思ってしまいました。先日生徒さんも「聴きながら

昔の小さな出来事を思い出しました」と言われたのです。

 今度コンサートに来て下さった方は、ぼーっと思い出

の中に浸りながら聴いてみてください もしかしたら

私と同じような体験ができるかもしれません。

 

 もしそうだとしたら、私の感じている「安心」とか「思い出」

の波動に共鳴して下さるという事なのかも。ライアーの

音楽を通じて。そんなことが起こっているのだったら

素敵です

 

 もう1枚イングリッシュガーデンでの写真です。

これは何だかベルばらを思い出しました

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アートフェス、猫が参加!

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 極楽寺稲村ケ崎アートフェスティバル癒しのライアーコンサ

ートが無事終了しました。 当日は夜で雨だったので、↑は

4月の写真です(黄緑の紫陽花が見えます

 

 本当は、こんな感じでした。

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 4月の時は、風が強く今回は雨。

だけど、それぞれ風の音と雨の音とライアーが

コラボ出来たんです ここは自然の音以外

なんにも聞こえない場所なので、雨の音とライアーが

ハモってました

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 夜なので少し照明も落として・・・・

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 今回はコリン・タンサーなど、ちょっと大人のライアーでした。

1人小さなお客様がいらして下さいましたが、ちゃんと

その場に溶け込んでくださって

 

 2日前にもコンサートがあり、日にちが近い時って「曲を

だいたい同じにすればいいね」って最初は話しているんです

けど、選曲を考え始めるとこっちではこの曲が、あっちでは

あの曲が弾きたいっていうのがどうしても出て来て、今回も

結局かぶった曲は1曲だけ。そうなると、同じ時期に2通りの

練習をするので、9月は頑張りました

 

 今回面白いことがあったんです

終わった後、何人かの方から「白い猫が来て、外から中を

覗いてしばらく聴いていましたよ」って言われました。私たち

は外を背にしていたから、わからなかったのですが。

 

 帰り道は雨が上がって・・・・・

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 階段を降りる時、ふと上を見たらいたのです

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 こっち見てます

 ・・・・・わたしさっき、きいてたの。しってた?・・・・・・

 

 て感じでしょうか

 コンサートって毎回色々あって、面白いです

素敵なアートフェスティバル、ありがとうございました。

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お祝い会での演奏

 

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 今日はお祝い会でのクローズドのコンサートでした。

楽器は私はヨエックスアルトとゲルトナーソプラノ、

発地さんはホフシュテッターテノールアルトで3台参加です。

↑は私の2台の写真。なかなか、写真timeも取れないので、

急いで自分のだけで

 

 今日はライアーを知っていた方はゼロでした。

プログラムは初めての方向けの、アイルランドの曲から

始めて、ジブリ系やクラシックの小品、そして季節の唱歌

です

 

 今日もすごく静かに耳を傾けて下さいました 私たちの

コンサートに来て下さる方って、ライアーと波動の合う方が

多いのかもしれません。初めて聴く、音の小さな楽器にも

気持ちを共鳴させて、心を開いて下さいます。

秋の唱歌では、ハミングも聞こえてきました・・・

 

 終了後にお食事もご一緒させていただきました。

1人1人に違う柄の折り鶴や、折り紙を貼ってあったり

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 そして、最後は恒例の楽器体験

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 三昧琴やグロッケンを叩いて頂いたり、

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 ライアーに触って頂いたり。

喜んで頂けたようで、良かったです

 

 「何かね、聴いていたら昔の思い出が次々と蘇ってきたの」

という感想の方がいらしたのですが、これ、前も別の方に

言われた事あるんです。若い頃の友達の顔が次々浮かんで

来るの、って

 

 きっと心のどこかの扉を開けるのですね

私たちも爽やかな気持ちになるコンサートでした

 

 楽器の説明、曲の紹介、私たちの活動の事などお話を

交えながら1時間前後聴いて頂き、その後体験もして

頂くのがリラ・コスモスコンサートの標準の流れです。

ライアーが初めてという方にも、ご紹介しながらなので

新鮮に聴いていただけます

 

 リラ・コスモスのライアーをプライベートのお集りの時にも

是非どうぞ

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