開拓者
ライアーは出来てから90年。新しい楽器なのです。
弾いていても前例のないことも多く、開拓者の気分です。
シュタイナーの教えを学んだお弟子さんが、治療教育の
ために良い楽器を創りたいと考え、そこから人間にとって
ふさわしい楽器とは何か?という事まで考えを巡らしたと
言われています。
最初、シュタイナー教育の中で使われ、今は少しづつ
少しづつ外の世界へ出始めて来たところです。生まれた
国ドイツではまだシュタイナーの世界の中でのみ、だ
そうです。大事に大事に弾かれて来たことがうかがえます。
だから、とても慎重にライアーに接している方が多い
です。あまり、今の世の中にぽーんと出してしまいたく
ない、という気持ちがあると思います。
それなので、私もライアーを演奏する時には、よくよく
考えて実践しています。選曲の事なども・・・。きっと
ライアーには流行りものの曲は似合わない、と思われて
いる方もいると思います。何を弾くか、は弾く人に任さ
れる事になりますので・・・そこの線引きは難しいです。
そういう事情もあって、ライアーで弾かれた事のない曲
はまだまだたくさんあるのです。弾くためには楽譜も
なんとかしなくてはならず、ほんと開拓者です
自分でも選曲は真剣に考えていますが、弾いてみたい
曲は実はたくさんあります。
私はテレビで流れているような曲でも、美しく、
人の心を優しくしてくれる曲はたくさんあると思って
います。今、興味があるのがアンドレ・ギャニオンとか
シークレット・ガーデンとか。ライアーで弾いたら
素敵だろうな~、とわくわくします 「溢れる愛のなか
でも」と「めぐりあい」は練習しているところです。
それから、クラシックの歌の曲でもいいな、と思う
のがあります。フィギュアスケートでも使われている
ような。
いつかこういう曲を集めてCDにしたいとも。
今でももうCD1,2枚作れるくらい思い浮かびます
こういう素敵な曲をライアーで弾いて、それを残し
たい、というのが夢かもしれません。
きっと、いい時期が来たらかなうと思っています
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