宮本武蔵に学ぶ
ここ数日寒いですね。
もう少しもう少し。
今月は体の講座を受講しています。
ライアーとは関係のない世界のものです。
「体術」という事なのでどちらかと
いえば武道的なものですが、この
世界も身体の力が抜ければ抜けるほど
強いそうです。あ、オンラインの受講
で実際身体を動かしてはいません。
そこで出て来たのが宮本武蔵。
本人を描いた画を見せられましたが、
両手に刀を持っているので戦う姿勢
なのだと思いますが、緩んでいる感じ
です。
wikiより→こちら
武術の構えというとビッとした緊張感を
イメージしますが、宮本武蔵の立ち姿は、
素人が見た感じでは強いとは見えません。
(でも相手としてこんな雰囲気の人が
出てきたら嫌な予感はすると思う...)
実際にはとてつもなく強かったわけです。
ここに大事な事がある気がします。
緩むという事はとても大きな力を生むと
いうこと....
ライアーも最初は音を出そうとして
力を入れます。勿論、出すための力はいります
が、音が小さいだけに強く押さなくては、と
いう力が入ると余計に響かなくなるんですね。
かといって、かすらせるだけでも響きは
つかないのですが。
ちゃんと指が弦を捉えて、その上で
力を抜く。それも身体全体が緩むように。
よく声楽の人は身体が楽器と言いますが、
ライアーも楽器を身体に密着させるので
楽器と身体が一体化しているともいえます。
前に書いた事がありますが、ライアーを
台に置いて身体と楽器を離して弾いたのと
身体に抱えて弾いた時は後者の方が
響いたのです。
1回弾いただけなので色々条件を整えて
やってみないとわからないとは思いますが。
でも家で弾くのならだんだんと力は
抜けて来ると思います。難しいのは
人の前で弾く時に家でリラックスしている
のと同じ身体の状態になれるか、です。
この状態を作れるようにするために
こういう講座も受けています。
それにしても宮本武蔵は刀で
戦う前に身体をそういう状態に
出来たという事ですから、それが
どれくらい凄い事か、今ならわかります。
ライアー演奏に重要な事の
第1が身体を緩めること。
それから呼吸も大事だと思っています。
こちらはまたの機会に。
宮本武蔵が書いた五輪書に身体を緩める
極意が書いてあるそうなので読んでみたい
です。
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